医療法人社団木原会は神奈川県の横浜と東戸塚で医科、歯科の連携を図りながら地域医療を支えています

マスクのしたで「口呼吸」していませんか?

木原歯科・内科医院 歯科スタッフの中村です。

あっという間に12月ですね。一年過ぎるのがとても早いです。

一年振り返ってみて今年は新型コロナウイルスの影響で異例ずくめの年でした。

現在も感染者が増加している状態で予断を許さないというのが心配です。

 

さて、今回は「口呼吸」についてのお話です。

今は一日の中でマスクを着けている時間が長いですが、呼吸の仕方を意識したことありますか?

口元がマスクで隠れているため口がポカンと開いていても気にならないかもしれません。

そのような時は口で呼吸していることが多いそうです。

本来人間は「鼻」で呼吸する動物です。

しかし口呼吸をしている方が多いという現実があるそうです。

では、口呼吸による弊害は一体どのようなものでしょうか?

 

①虫歯・歯周病・口臭の原因

口呼吸になると口の中が乾燥し唾液が口の中を潤してくれなくなり

虫歯や歯周病の原因菌が繁殖し放題になってしまいます。

 

②風邪やアレルギーになりやすい

鼻から呼吸する場合、外気を取り込む時に一緒に入ってきた細菌やウイルスを排除する機能が備わっています。

また、副鼻腔の働きにより加温・加湿された状態で体に空気を届けることができますが、口からの呼吸ではそのような機能が備わっていないため感染リスクが大きくなります。

 

③顔の筋肉が劣化する

口の周りの筋肉(口輪筋)が緩むと周囲の表情筋も緩み皮膚の緩みにつながります。

 

④眠りの質が悪くなる

口を開けていると舌が喉の奥に落ち込んでしまうため呼吸の邪魔をしてしまいます。

その息苦しさから自然と眠りが浅くなってしまいます。

 

他にも歯並びが悪くなる、認知症を引き起こすなど口呼吸にはさまざまなデメリットがあります。

 

鼻炎など慢性的に鼻に疾患をもっている場合はそちらの治療が優先されます。

もし鼻呼吸がスムーズに出来るのにスマホを見ている時など

何かに集中している時、口が開いて口呼吸になっていることありませんか?

ちょっと意識して「鼻呼吸」してみましょう!!

ラウリル硫酸ナトリウム

こんにちは! 東戸塚医院主任:歯科衛生士の三井です。

今回は歯磨き粉の中に入っているある成分について・・・

 

みなさん 歯磨き粉はどうやって選んでいらっしゃいますか?

スーパーやドラックストアに行くとズラーッとたくさんの歯磨き粉が並んでいますね。

CMで見たことがあるものやいかにも歯が白くなるようなもの・・・悩んでしまいます・・

 

そんな市販されている歯磨き粉のほとんどに『発泡剤:ラウリル硫酸ナトリウム』という成分が含まれているのはご存じでしょうか?

この『ラウリル硫酸ナトリウム』というのは合成界面活性剤の一つで、シャンプーや洗剤、洗顔料など日常の生活でよく使用する製品に含まれているものです。

性能としては、発泡作用と洗浄作用があります。

 

しかしこの『ラウリル硫酸ナトリウム』が入った歯磨き粉はおススメ出来ません!!

 

その理由の1つ目は、泡立つということです。

発泡剤なので当たり前ですが磨くと泡だらけになり、すぐ口をすすぎたくなってしまったり、まだ磨ききれていないのに泡によってシュワーっとしているので磨けた気分になってしまうのです。

これが磨いているけれど磨けていない の原因のひとつと考えられます。

 

二つ目は石油系化学物質ということです。

脱脂力が強いために口腔粘膜のムチンを破壊してしまったり、味覚障害の原因とも言われています。

口腔粘膜は吸収がとても良く(皮膚の13倍)化学物質が簡単に体内に入りやすいので、

人体に有害なものとして、アメリカや欧米の一部では使用を禁止している国もありますが、日本では有害は認められないとされています。

きちんと洗い流すことで安全性が保てるとのことですが、

口腔粘膜の吸収性がいいので洗い流す前に吸収されているのでは・・・

 

今は発泡剤無配合の歯磨き粉もたくさんあります、

使用するなら 発泡剤無配合をおススメ致します。

ビスホスホネート製剤(BP製剤)について

こんにちは、木原歯科・内科医院:歯科部長の小田切です。

 

今日はビスホスホネート製剤(BP製剤)についてお話します。

BP製剤は骨粗鬆症、腫瘍の骨転移、多発性骨髄腫、骨形成不全症などの疾患の予防と治療に用いられています。

 

このお薬を継続的に服用している患者様が歯科で抜歯などの外科的処置を受けると、まれに顎骨の壊死が起こることがわかっています。国内における経口BP製剤投与による顎骨壊死などの発生頻度は、日本口腔外科学会が実施した調査によると、0.01%~0.02%程度と推定されています。

顎骨壊死を起こした場合、治療法は口腔内洗浄や抗菌薬による薬物療法、顎骨切除などありますが予後が不良で治療は難しいそうです。

 

 

 

顎骨壊死は細菌感染が最も疑わしいとされています。

定期的な歯科検診を受けお口の中を清潔にしておくことがとても重要です。

また抜歯などの外科処置を受ける場合の休薬に関してはかかりつけ医師と歯科医師が連携して判断しますので自己判断で休薬するのは絶対にやめてください。

〇〇の秋

こんにちは、技工士の菅井です。

 

立冬を過ぎましたがまだまだ汗ばむ日も多く運動するにはいい気候…

そう、スポーツの秋ですね。

今年はコロナの影響でスポーツ関連のイベントはすべて中止か延期になってしまいました。

私の通っている教室でもずっと練習できない状態が続いていましたが、最近になり少しずつ活動再開できるようになりました。

 

 

わが家の子供たちの通う小学校でも、春に延期になっていた運動会が先日開催されました。

低・高学年で二部に分けて一度に集まる児童・保護者を少なくする、密に接するような種目は無くす等の様々な感染症対策がとられた中での開催で、子供たちにとっては種目も少なくてちょっと物足りなかったのかなと思います。

 

観る側としては昼食の場所取りのために朝早くから並ぶこともなく、わりと落ち着いて観ることができたかなぁ、というのが正直な感想ですが(笑)

 

しかしまあ、もう少し盛り上がってほしいなとは思うので早く元のように盛大にできるようになると良いですね。

技工部通信(ワンデイ・トリートメント)

技工主任の遠藤です。

今回は、セレックワンデイトリートメントをご紹介致します。

 

<セレックワンデイトリートメントとは>

「歯型を取る」「被せ物(歯)を作る」「装着する」が1日で可能な被せ物をコンピューター制御によって作製していくCAD/CAMシステムです。

 

<CAD/CAMとは>

・CADは、コンピューターを使って被せ物(歯)の設計を行う事

・CAMは、コンピューターを使って被せ物(歯)を削り出して作製する事

 

従来の治療では、歯を削った後に歯型を取り、その歯型から歯の模型を作り、その模型を使って歯科技工士が被せ物を作製します。その為歯を削ってから被せ物を装着するまで1週間程度かかります。

セレックシステムでは、歯型を取るから被せ物装着まで1日で完了することが出来ます。

この様なセレックシステムによる同日内治療を「セレックワンデイトリートメント」と呼んでいます。

 

*セレックワンデイトリートメントのメリット

・治療を1日で終えることが出来る

・従来の型取りと違い、口腔内カメラで撮影なので苦しくない

・被せ物は、セラミックかジルコニアなので、審美的に優れる。

・金属アレルギーの方も安全、安心

 

<セレックワンデイトリートメントの流れ>

1 審査、カウンセリング

2 歯を削る

3 口腔内カメラでお口の中を撮影(型取りの代わり)

(歯の完成までに2~4hほど頂きます)

4 コンピューター上で被せ物(歯)を設計

5 設計を元に被せ物(歯)を削り出して作製

6 被せ物を装着 治療終了

 

セレックワンデイトリートメントは、現在、東戸塚医院で対応可能です。

ご不明点などあれば、担当スタッフにお尋ねください。