医療法人社団木原会は神奈川県の横浜と東戸塚で医科、歯科の連携を図りながら地域医療を支えています

舌の話

今回、ブログを担当する新杉田医院の衛生士の斉藤です。

 

少しずつ秋らしくなってきた今日この頃…よく思えばコロナ対策の為に去年よりマスクをする時間が長くなり、自分のお口のにおいや異常に気付く方も多くいらっしゃると思います。

そこで、今回はお口の中の舌についてお話ししたいと思います。

 

あっかんべーとすると自然に出てくる舌。

 

本来の健康な舌は丸く淡いピンク色で表面に味を感じる味蕾という場所があり、そこに膜のようなもの、舌苔が薄く白く出来ているのが正常です。

では、「舌苔」とは何でしょうか?

答えは「お口の中の細菌や食べかす、口の中の剥がれ落ちた粘膜などがくっついたもの」です。

大量についてしまうと、味を感じにくくなってしまったり、口臭の原因になる事もあるのです。

 

まず、舌苔が大量についてしまう原因としては…

・舌の動き自体の低下

・唾液の量の不足や口呼吸による自浄作用の不足

・お口全体の清掃不足があげられます。

 

では、私たちはどうすればよいのでしょうか?対策としては…

・舌を動かす体操を取り入れる(舌を上⇒下⇒右⇒左と動かしましょう)

・日頃の食事に煮物や生野菜などの噛み応えのある物を意識的に取る

(噛む事によって唾液が出やすくなります)

・舌ブラシを取り入れる(付着している量が多くなる朝がおすすめです。)

 

日々の歯磨きの時に鏡で見るようにしていくと違いが見えてくると思います。

是非、確認してみてください。